第3章 すこしちがう。
「はぁ…疲れた。」
帰り道に思わず出た言葉。
それもそのはず、今日はAレート喰種を一体駆逐したのだから。
まぁ、疲れた理由はそれだけじゃ
ないんだけど…
鈴屋くんが付き合う前と
違いすぎて対応に困ってしまう。
私ばっかり意識して、鈴屋くんは余裕だなんてズルい
なんとか鈴屋くんを
あたふたさせるテは無いものか…。
~♪
その時、ケータイが鳴り出した。
…亜門さんだ!
何だろう何かしちゃったかな、私…
「はい、もしもし!」
「ゆりこ急なんだが…、
明日からお前は俺とアキラと一緒に捜査することになった」
「ほえ?」
「そういう訳だ。
明日も頑張るぞ!おやすみ」
「あっ!はい!
おやすみなさい!!」
急だなぁ…
まあ!亜門さんとアキラちゃんと一緒なら色んな事が学べそうだし!
がんばろ~っと。
その日はまっすぐ家に帰って、
明日に備えて早めに寝た。