• テキストサイズ

黄鈴【東京喰種】

第4章 すいぞくかん。



「じゅ…什造くん…」

勇気を出して呼んだ。
うん、頑張ったよ私!

男の子なんて名前で読んだこと
ないんだから!!

ふと什造くんを見ると、予想外の反応。

「…什造くん?」

什造くんのお顔が真っ赤です。


「思ってたより嬉しいです…」

什造くんもこんな顔するんだ




「呼んだよ!
クリオネさんのところ行くよ」

今度は私から什造くんの手をとって
歩き出した。
しっかり握り返してきてくれる
什造くん

20区に来た頃はこんな関係になるなんて思ってもみなかったけど、
いつの間にか什造くんが隣にいるのが当たり前になって。

今は私の一番大切な人


「ゆりこ~」

「なあに?」

名前を呼ばれて振り返ると
これでもかってくらい笑顔の什造が

「大好きです」

「っ!」

「照れてますね~」

「さっきまで什造くんも照れてたじゃないっ!」

什造くんはさらに強く手を握って


「おあいこですね」

「…そうですねっ」

それから仲良く手をつないで
クリオネさんのところに行きました。
/ 26ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp