• テキストサイズ

霧が晴れる頃に

第4章 夏休み開けて


霧が晴れる頃に 88話 それぞれの能力で

仁は(ここ最近、慶に近付いて来る女子は隣に座ったり、妙に褒めたり…慶に気がある動作をしていた)と、観察力を使い考える。

楓は(林が恨みを持たれるなんて嫉妬以外ありえない、運動会で雨宮君はすっかりヒーロー、妬みはより一緒にいる林に向く!)と、条件を揃え、頭脳で考える。

慶は(なんとなく怪しい気はしてたんだがな…ここまで行動にする奴は初めてだ)と、これまでの経験と察しの良さで答えを出した。

仁は観察力を、楓は頭脳を、慶は持ち前の察しの良さを使いそれぞれ出した答えは同じだった。

授業終了のチャイムが鳴るが否や、3人は申し合わせた訳でもないのにアイコンタクトだけとると別々の方向に林を探しに行った。
/ 162ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp