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霧が晴れる頃に

第4章 夏休み開けて


霧が晴れる頃に 74話 小休止

「お疲れ」
借り物競争を終えてまだ言い争ってる2人が仁と楓の所に向かってきたのを楓がなだめるように声をかける。
「ほら、次お昼よ、教室もどりましょ?」
「えっ、あ、ほんとだ、やった!」
言い争ってた林の興味は別にそれ、ご機嫌で教室に向かう。
慶と仁もノロノロ教室に向かう。
(んー…楓なんか変わったな…人をなだめるなんてしなかったはずだし…あ、今日来るんだっけ、話があるとかいって)
上履きに履き変えながらそんなことを思考を巡らせた仁は
「まぁ、良いことだな」
と、小さくつぶやき教室に入る。

「でもさー、私達あとリレーだけでしょ?」
そういって卵焼きを頬張る林はリスみたいだ。
「そうね、まぁ雨宮君にがんばってもらいましょ」
梅干しを食べる楓。
「ビリで渡すなよ、むなしいから」
から揚げをむしゃむしゃ食べる慶。
「こら慶、口を開けない」
箸で慶を指差し、注意する仁。

そんないつものお昼の光景…
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