第1章 入学
霧が晴れる頃に 7話 メール
先ほどの熱が溜まった顔を冷ましながら家に帰り、夕食や入浴などを済ませ、自室でコーヒーを飲みながら(ちなみにブラック)くつろいでいた時に、携帯から着信音がした。
なにかと思い確認してみると林からのメールだった。
内容はアドレスと電話番号が打ってあるだけで思わず「男子かよ」と、口に出してしまうほどシンプルなメールだった。
返信に『了解(`▽´ゞメール男子みたいだぞ(笑)あと、アドレスは載せなくて良いんだよ、来たメールにあるんだから( ̄ー ̄)ニヤリ』と、普段は使わない顔文字を使い、向こうより少しだけ可愛いげのあるメールを送ってみると5分ほどたってから返信で
『うるさいよ、機会にかてなの!この文打つにもすごいじかんかかつたんだから!』
と、誤字だらけのメールを送ってきた。恐らく携帯を手に入れたばかりなのだろうと思い。(ま、苦手なのに続けさせちゃかわいそうだな。)
と、思い返信は
『機会じゃなくて機械だしな(笑)ま、すぐなれるよ、そんじゃ、またな』
とだけ打ち、林とのメールはそこで終わりした。
時間も早くコーヒーを飲んだので寝れるわけもなく、仁は机に向かいやることがないか、考えてみたら(そうだ…)と、なにかを書き初めた…