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霧が晴れる頃に

第2章 テスト…そして夏休み前半


霧が晴れる頃に 33話 看病終了

「霧ケ谷、雪原の体調はどうなの?」
五十嵐がずっと看病していた仁に尋ねると
「はい、もう倒れる程ではないも思います、でもまだ寝かしときましょう。こいつ、すぐ無理するし。」
無理して学校に来たことを見抜ききっている仁は楓を(しょうがねー奴)と、あきれたような目で見ながら言った。
「あはは、ごめんね」 
少し元気になった楓がそう答えた頃にチャイムがなる。
「あ、鐘なった」
「霧ケ谷、雨宮、遅れたことは私が言っとくから授業行け、社会だ」
「げぇ、いじられるじゃん俺」
「いつもの事だろ」
仁、五十嵐、慶がそんな会話を軽くしてから保健室を出る。
最後尾で出ていく仁は念押しのため楓に「寝てろよー、昼休みまたくる」と言って保健室を去った。
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