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服部平次くん夢

第1章 全面戦争



どうやら私は本当に2度目の人生を応援されてるらしい。よし。私は唾をごくりと飲み込んだ。
全面戦争だ。


四次元目は数学の授業だった。服部くんは頬杖つきながら授業を聴いているみたい。静かな時間が流れている。決意表明したとしてまずはどこからやっていこう。
次の休み時間に、服部くんに話しかけてまあ安直だが自己紹介でもして覚えてもらおうかな。さっきのトリップによる黒板バフも使えないだろうし。

静かに数学のワークを解いてこんな計算式、あったなぁ、懐かしいとか考えていると意外とすぐにアクシデントは起こった。

教師が突然具合が悪いと言い始め、冷や汗を掻きやがて泡を吹いて倒れてしまった。倒れた後も痙攣している。びっくりする。
これはオリジナルの事件ってやつだろうか。初めての殺人事件____名探偵コナンの世界だからそりゃ殺人事件くらい起こるよねと思ったが考え直した。
え。殺人事件!?
うそ、もうこの先生亡くなったの!???

目の前で人が死ぬ様子を見たのは初めてで救急車を呼んでこないと、という当たり前の感想が浮かぶ。あたふたした。
私とは逆に服部くんは訝しげな顔をして先生を調べている。すでに表情に熱が入っている。すぐに服部くんが推理に入る。〇〇先生。48歳の学年主任でこの間足を怪我していたようだという情報がクラスから次々と伝えられた。

「〇〇先生は授業のときも補強のための杖と包帯を巻いていたらしい。そしてその包帯が取れたのが今日と。
ここ、ええヒントになりそうなんやけどなぁ」

確かに、そうだね。怪しい。
服部くんの言葉に耳を傾ける。

「職員室に休憩していた時間はいまから約1時間前。なんで毒でこんな時間に症状が現れるんや?普通もっと早いやろ」
誰も何も言わない中、わたしはひそかにあの先生の症状に昨日見た仰天ニュースの被害者の症状があることに気づいた。ついでに最近見たアニメのとあるエピソードのことが気になっていた。この時間がズレる毒殺のトリック。まさか。
雑学だけは無駄に知っていたし、名探偵コナンも僅かに見ていたから推理のカンが働いたのかもしれない。まだ推理パートに入っている服部くんを呼び寄せてみる。


「服部くん服部くん!」

手招きして教師が立つ台の足を指差す。
「なんや?」服部くんが不思議そうな顔をして近寄ってきた。

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