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服部平次くん夢

第2章 お好み焼き



「服部くんも家族が出来たり、恋人ができたら車使うでしょ?」
「おん、そうやな、多分。まああんまり深く考えたことないんやけど」
服部くんが私の方を見た。

「なに、恋人ほしいん?」
「ううん、そっかぁ」
初めて恋愛の話題に食いついてくれたがこんな場所で話し続ける気はもったいない気がして答えはしなかった。
「信号変わるよ?」
「ホンマや!」



「わざわざ私の家まで送り届けてくれてありがとね、服部くん!」
「だから服部くん呼びやめいって!なんやそれぇ、当たり前のことしてるだけやで」
「この埋め合わせはちゃんとするからね」
「はは、律儀やなぁ。あー、じゃあ甘いものでも食べさせてくれ!」
そういうと彼は少し白い歯を見せてからはにかんだ。心なしか少し元気がいい気がする。それに少しだけ顔が赤いような?

「わかった、甘い物ね。いつか食べに行こう
出来れば一緒に」
「ああ、また明日な」
「うん、また明日」
服部くんを見送りながら顔が赤い理由を考えてみる。
もしかしたらさっきのバイクに乗っている時に身体が当たって、その時に胸も当たってた?
いや、そんな野暮なことを思うのはやめよう。それに、もしそうだったとしてもそのことイジれないよ。
____服部平次くんとはいい関係ではあると思う。学校でもちょくちょく話すようになってきたし、推理の時はいつも一緒だ。しかしいつになったらこの関係が進展するのかはなかなか見えない。
家に帰ると初めての二人乗りでなんだかドッと疲れているのかベッドに入るとすぐ寝てしまった。2時間くらい寝て目が覚めるとなんだか身体が熱っぽい。気を張りすぎたのかな。
熱を測ると36:7。微熱だ。私は体温が低い方なので36度で身体がだるくなる。これから熱が上がりませんようにと祈りながら眠りにつく。はじめての二人乗りはいい思い出となったのだった。
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