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服部平次くん夢

第1章 全面戦争


「じゃ後ででもええわ!
はよ来てな?へーじ!」
すぐ去ってしまった。現実で見る和葉ちゃんはアニメより嵐のような女性でなんだか怖かった。
何も言われてないけれど恥ずかしかった。

「あーわかったわ!まったくお節介なやつやな
ほらメアド交換しよか
で、写真な!撮っとくで〜!」
メアドを交換した後は流れで写真撮影に入る。用事ができたので当たり前だがあの子が来た後から明らかに服部くんの動きが違う。早くなった。
私にあの二人に入る隙なんてさらさらない。
またトリップした後も陰キャ生活を送って、今度は前の世界より良くなるように動いていこう。私は完全に諦めたが服部くん、機械には弱かったようで、写真の送り方で戸惑っているようだった。

もう。ポンコツじゃん!?
そう頭の片隅で思いながら私もガラケーは扱ったことがないので同級生を呼び寄せて教えてもらう。
服部くんはそれに気をよくしたようだ。
「ここ、どかんすると?」「あーなるほど」
「ありがと!これで送れたはずや!」
「こちらこそ黒板消さないよう言ってくれてありがとう、周りの人もガラケーの使い方教えてくれてありがとね!」
「うんうん、助け合いの精神やなぁ
___なぁ名前なんて言うん?俺そういえばオマエの名前知らんねん。同じクラスやというのに苗字まで忘れてしまってすまんな」

「苗字名前」
「苗字名前さんな。ありがと!
....あぁ、もう一つ気になったこと聞いてええか?
なんでここ大阪やのに西日本の方言使ってるん?」
「!」

そうか。今いる場所は大阪か。あれいつの間にか西日本の方言出てたかな。
「実は九州の生まれで...!知らぬ間に方言が出ちゃったみたい」
『どがんすると』やな。テレビで聞いたことあるわ、九州の方言と大阪の方言ってよく似てるんやで」
「へぇ!初めて知った...!」
「ん__おまえ、ほんまに俺と同い年よな?顔付きが大人びとるなぁ。え、九州からこっちに引っ越してきたなら親はどこにおるの?」

え。ええ。え?
休み時間は残り五分を切ったのに質問責めにされてる。トリップした直後だからこの世界のことなんかよくわかんないよ!適当に答えていいの?これ!!
一人暮らしなのとかテキトーに答えたらかえって怪しまれますか?!
「か、顔つきが大人びてるとは昔からよく言われてきたかな...」
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