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③呪術廻戦〜脹相と恋人と絡み〜

第18章 朝


「……ただ、何もかも解決したわけではない」

私は静かに頷いた。
私たちの関係が、公に認められたわけではない。高専の上層部が、私たちの恋愛を快く思っていないことも変わらない。

これからも、気をつけて生活していかなければならないのだ。

「……うん。わかってるよ」

「……すまない。お前に寂しい思いをさせた」

脹相は私の手を握り、視線を落とした。
指先に、少しだけ力がこもる。

私はそっと彼の頬に手を添えると脹相の瞳が揺れた。

「……それはお互い様だよ」

私は微笑んだ。

「だから、これからも一緒に考えていこう?」

脹相はしばらく私を見つめていたが、やがて静かに頷いた。

「……お前は、強いな」
「そうかな?」

「ああ。俺が思っている以上に、ずっと」

その言葉が照れくさくて、私は小さく笑った。
すると脹相は、改めて私の手を両手で包み込んだ。

「……俺は、これからもお前のそばにいたい」

真剣な瞳が、まっすぐに私を見つめる。

「公にはできない。これから先、また離れなければならない日が来るかもしれない。それでも……俺は、お前と暮らしたい。朝、目を覚ましたときに隣にいてほしい。帰ってきたら、お前にただいまと言いたい」

少しだけ、声が柔らかくなった。

「……お前の笑顔を、これからも見ていたい」

胸の奥が、じんわりと熱くなる。

私は握られた手を握り返し、微笑んだ。

「……うん。私も、脹相のそばにいたい」

「……これからも、ずっと?」

「うん。だって、脹相は私の大好きな恋人だもん」

「…………っ」

脹相の耳が、みるみる赤くなった。

「……お前は、そういうことを簡単に言うな」

「えー、どうして?」
「……どうしてもだ」

真剣な顔で言うものだから、私は思わず笑ってしまった。

「ふふっ、照れてる?」
「……照れていない」
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