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③呪術廻戦〜脹相と恋人と絡み〜

第17章 安眠できると思ったのに


……待て。

いや、待て。

俺はゆっくりと、今の状況を整理した。

彼女は俺の腕の中にいる。

俺は彼女を抱きしめている。

そして、背中に触れた手の感触が、以前とはどこか違う。

いや、正確には。

以前と違うというより、何かが足りない。

「…………」

俺は息を潜めた。

まさか。

いや、そんなはずは。

しかし、思い当たることは一つしかなかった。

……下着を、つけていないのか?

その考えに至った瞬間、頭の中が真っ白になった。

いや、待て。

確かめたわけではない。

服の上から触れただけだ。俺の勘違いという可能性だってある。

だが、彼女と一緒に暮らしていた頃のことを思い返すと、俺の記憶では、彼女は普段から下着を身につけていたはずだった。

少なくとも、俺と一緒に過ごしていたときは。

……では。

俺がいない間は、どうしていたのだろう。

「…………」

いや、何を考えているんだ、俺は。

一人で暮らしているのだから、何を着ようと彼女の自由だ。

家の中で楽な格好をしたい日もあるだろう。

締めつけが気になることだってあるかもしれない。
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