【SPY×FAMILY】オペレーション・ヴェール【R指定】
第5章 OPERATION⑤
決して視線を逸らさない碧眼に、心臓を射抜かれた気分になった。
ロイドは小さな嘲笑を漏らすと、セリーナの顔を両手で包み込んだ。
「君はどうだ?俺といて情欲さえ満たされれば、それで満足か?」
セリーナは大きく目を見開いた。
ロイドからそんな言葉が出たことに驚いていた。
セリーナの戸惑いを気にしないロイドは、そのまま彼女の唇に口付けをした。
小さな口の中に舌を押し入れて、逃げ惑うセリーナの舌に執拗に絡ませた。
ロイドから逃れるように体を引こうとするセリーナを強く引き寄せると、ロイドはセリーナの髪に指を滑らせて、絡めるように強く掴んだ。
ロイドに髪を引かれて、互いの唇が少し離れた。
「……しかし、結婚したら君の情欲を満たすのは俺だけになるが?」
まるで先ほどの浮気未遂を咎めるような言い方だった。
セリーナはそこで、ロイドが本気で怒っているのだと気が付いた。
短い付き合いだが、ロイドが紳士的な態度を取らないときの方が、かなり素に近いことは分かっていた。
そう思いたいのかもしれない。
ロイドはセリーナの髪から指を抜くと、邪魔なセリーナの服を脱がせていく。