【SPY×FAMILY】オペレーション・ヴェール【R指定】
第5章 OPERATION⑤
『俺は君の全てを暴きたい』
その言葉も、その時のロイドの表情も、今までのどんな甘い言葉よりも、彼の本心のように思えた。
「…待ってロイド」
「待たない。嘘しかつかないくせに、なにを言うつもりだ?」
衣服がセリーナの肌を滑るように抜き取られていく。
ロイドは露わになったセリーナの肌に唇を押し付けながら、彼女の唇に親指を押し付けた。
セリーナの吐息がロイドの指を濡らしていき、彼女の恍悦した顔を大きな手が覆った。
「…ベッドの上のプロポーズなんて嫌よ」
そう言ったセリーナの声は、ロイドの唇が触れていた胸元と同じくらい震えていた。
ロイドはセリーナの言葉に笑みを浮かべると、罰を与えるように柔らかな白い胸元に赤い痕を付けた。
「ハニー、どんなプロポーズがいいんだ?」
甘いロイドの声に、彼の手に包まれたセリーナの顔が赤く染まっていた。
ロイドはこれが演技だと言うなら、何度でも騙されてもいいと思った。
「…髪の毛は整えている方が好きよ」
今日は前髪を下ろしているロイドの髪を掻き上げながら、セリーナは言った。
「スーツは一番いいのを着てきて、もちろん指輪もなくちゃプロポーズは受けないわ」