【SPY×FAMILY】オペレーション・ヴェール【R指定】
第5章 OPERATION⑤
体が浮き上がったと思ったら、次の瞬間にはベッドに倒されていた。
セリーナはすぐに体を起こそうとしたが、ロイドの体の重みが彼女を逃さなかった。
ロイドはセリーナの体に跨り、彼女の顔の両脇に手を置いた。
ロイドが動くたびに、ギシリとベッドのスプリングが鳴った。
「…俺のせいかな、セリーナを満足させられなかったようだな」
ロイドは嘲笑しながらセリーナに問いかけると、片手で胸元のネクタイを緩めた。
枕元に投げ出されていたセリーナの手を掴むと、ロイドはセリーナの唇に深く吸い付いた。
途端にセリーナの手に力が入ったが、上から押さえつけるロイドの手が彼女の抵抗を許さなかった。
ロイドは固く握られたセリーナの指をほどくと、自分の指を強く絡めた。
「っ……んっ…」
ロイドの舌が絡まるたびに、セリーナの唇から声が漏れた。
その小さな声ごと喰らうように、ロイドは深く唇を合わせた。
執拗な口付けは気が遠くなるほど続いた。
セリーナはうっすらと目を開けると、顔を歪めても美しい男の表情に、情欲が滲んでいくのが見えた。