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【WINDBREAKER】風鈴高校の紅一点🎐𓂃𓈒𓂂

第2章 獅子頭連編


十亀「君が偉そうに大きな口を叩けるのはぁ、強い群れの中に守られているからでしょ? ひとりじゃ、何も言い返せないくせにね。」
桜「………っ!!」

耳元でねっとりと嘲笑うような言葉を十亀に囁かれた瞬間、桜の表情が激変した。沸き上がる怒りをそのまま形にしたような憤怒の形相で、抑えきれない拳を十亀の顔面めがけて思い切り振りかざす。

十亀「おっとぉ、ちょっと待ってよ。まだ話は途中…」
桜「確かにお前の言う通りだ。けどな!自由ってのは、力のある奴にしか与えられない。力がなきゃ……」

拳を引っ込め、桜は全身の力を一気に爆発させる。

桜「自分なんて、押し通せねぇんだよッッッッッ!!!!!」

圧倒的な気迫とともに一気に間合いを詰めた桜の身体が、まるで弾丸のように鋭く跳ねる。次の瞬間、放たれた強烈な右ハイキックが十亀の右頚部を正確に捉え、重い衝撃音がグラウンドの空気を切り裂いた。
予測できなかったその一撃に、十亀の身体は床へと激しく投げ飛ばされ、衝撃でわずかに息を詰まらせる。十亀は信じられないものを見るような驚愕の顔で、床に膝をつきながら上を見上げた。
乱れる息を整えながら、桜は冷徹に けれど確かな熱を宿した目で、目の前の男をまっすぐに見据えた。

桜「……お前には、俺がそんな風に見えてたんだな。」
十亀「………」
桜「だったら……お前ぇになんか、死んでも負けらんねぇ。」

譲れない誇りと、仲間のために戦うという強い意志が
血だらけの桜の背中を何倍も大きく見せていた。
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