【WINDBREAKER】風鈴高校の紅一点🎐𓂃𓈒𓂂
第1章 出会い
「 蘇枋君、おはようございます」
約束の朝。
玄関の扉を開けると、そこには柔らかな笑みを浮かべた蘇枋の姿があった。
蘇枋「おはよ…って、家の中で待っててって言ったのに。」
「…落ち着かなくて」
蘇枋「まぁ、そうだよね。」
困ったように目を細めながらも、の気持ちを察してくれたのか、蘇枋はそれ以上深く咎めることはしなかった。
今日は、獅子頭連とのチーム対抗タイマン勝負の当日。これから勝負の場所へ向かうというのに、頭上に広がる空は不思議なほどに青く澄み渡り、どこまでも高く綺麗だった。
ーーどうか、みんなが無事に笑顔で帰って来られますように
ただそれだけの願いを胸に、はそっと見上げた青空から目を外し、小さく息を吸い込む。
蘇枋「そろそろ、行こうか。」
そう優しく声をかけてくれた蘇枋は、スッとに向け大きな手を差し出した。その温もりを求めるように、はためらいがちに自分の手を重ね、蘇枋と共に決戦の地へと歩き出すのだった。