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【WINDBREAKER】風鈴高校の紅一点🎐𓂃𓈒𓂂

第1章 出会い


梅宮「よーし!明日は遅れんなよ!ことは~!また来るからな~!!」


積もる話もそこそこに、明日の決戦に備えて一同は解散することになった。タイマン勝負の決定から、明日への不安で気が気ではない。何の役にも立たない自分まで同行するなんて、申し訳なさで胸が押し潰されそうになる。

梅宮「ちゃん。また明日な。」

の怯えを察したのか、梅宮はそっと肩を叩き力強く声をかけてくれた。その曇りのない真っ直ぐな優しい視線に、胸の奥から熱いものがこみ上げてくる。

「皆さん! …明日はよろしくお願いします!」
笹城「俺からも……明日はどうか、よろしくお願いしますっ!」

非力なと笹城から絞り出されたのは、彼らを鼓舞する言葉ではない。自分たちが持ち込んでしまった面倒事を託す、精一杯の懇願だった。

梅宮「おうっ!」
柊「心配すんな。大丈夫だ。」
杉下「………」
蘇枋「うん。頑張るよ!」
桜「べ、べつにお前らのために喧嘩するんじゃねーよ!」
ことは「桜、あんた馬鹿ね。そこは『任せとけ』でいいのよ。」
桜「ま、まかせとけ……っ!」
「うん! 任せたよ、遥君!」
楡井「桜さん、顔真っ赤っすよ。」
桜「うっ、うるせ!」
梅宮「じゃあ、明日な!」

最後までハイテンションな梅宮の声が店内に響く。今日という日を振り返り、彼らへの感謝が胸いっぱいに広がった。梅宮、柊、杉下は帰る方向が同じだということで、を残し先に帰路についた。喫茶店を出ると、外はすっかり静まり返っている。

「……すっかり暗くなっちゃったなぁ」

は18時以降、一人で外に出ないことを決めている。理由は、道が暗くなるから。過去のある出来事をきっかけに、はすっかり夜道を一人で歩けなくなってしまった。暗い夜道、底知れない静けさ、肌を刺す冷たい風。その全てがの恐怖心を煽り、思い出したくない嫌な記憶を鮮やかに蘇らせる。夜のとばりが降りた街並みを前に、彼女の足は恐怖でこわばり、その場から動けなくなってしまった。

「大丈夫?送っていくよ。」
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