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【WINDBREAKER】風鈴高校の紅一点🎐𓂃𓈒𓂂

第1章 出会い


柊「とりあえず……学校に戻るぞ。あと、三中のお前。」
「さ、笹城(ささき)です……」
柊「笹城も一緒に来い。梅宮に全部話してもらう。」

柊の言葉に救い出された 中学生の笹城君は力なく頷いた。

トンネルの向こうに潜む『力の絶対信仰』という異様な空気。そして、一触即発の宣戦布告。これから始まるであろう騒動への予感に胸を騒がせながら、桜達は再び、ボウフウリンの根城である学校へと歩き出した。

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桜「なっ、なんじゃこりゃー!!」

柊に連れられ辿り着いた学校の屋上。その扉を開けた瞬間、桜の驚愕の声が響き渡った。視界に飛び込んできたのは、無機質なコンクリートの広場ではなく生命力に満ちた「緑」だった。屋上という場所を忘れさせるほど、大きな木がどっしりと鎮座し、その根は床を這い 壁を伝って力強く伸びている。

「大きな木……。奥には、畑まである……」

屋上への階段を上がる間、隣を歩く柊の緊張ぶりは尋常ではなかった。それを見た の心には一つのイメージが固まっていた。

(梅宮さんって、どんなに怖い人なんだろう…)

風鈴の頂点。荒くれ者たちを束ねる男。さぞ威圧感に満ちた 強面で峻烈な人物に違いない。ここにいる誰もが、同じような予感に背筋を正していたはずだった。

柊「梅宮!」
梅宮「おお! 柊! 見てくれよ!!」

しかし、柊の呼びかけに応えた梅宮は 屈託のない明るい声だった。

柊「あ?」
梅宮「ナスもピーマンもめっちゃ元気!夏はみんなでバーベキューだな!」

麦わら帽子を被り 土にまみれた手で野菜を慈しむその男。杉下は黙り込み、桜は呆然と立ち尽くし楡井くんは「ほ、本物だぁ……」と呟いている。

蘇枋(小学生みたいだなぁ~)
(想像してた人と全然違う…)

この人が、風鈴で一番強い男。イメージと現実のあまりの乖離には拍子抜けしてしまった。緊張しながら階段を一段ずつ踏みしめてきたあの時間を返してほしい。

柊「実は…大変なことになった」
梅宮「ああ。わかってる」

柊の重苦しい言葉に 梅宮は真剣な表情で頷いた。

(まさか、もう自体を把握してるの?さすが風鈴のトップ…)

が驚嘆したのも束の間、梅宮の口から出たのは予想外の答えだった。
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