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【WINDBREAKER】風鈴高校の紅一点🎐𓂃𓈒𓂂

第1章 出会い


彼の解説によれば、杉下の行動原理はただ一つ。現在の『てっぺん』への絶対的な忠誠心。それはもはや尊敬を通り越し、狂信に近い。

蘇枋「その場所を奪うと言われれば、彼が黙っているはずもないよね。」
なるほど……」
「煽ってねーで止めなくていいのかよ、蘇枋!」
蘇枋「えー。それなら君がやれば?」
「早く止めてやらねーと、あいつ殺されちまうぞ!」

緊迫した空気の中、杉下の巨大な拳が大きく振りかぶられた。風を切る音が聞こえるほどの豪腕。だが、桜はその一撃を紙一重でかわすと、一気に懐へと潜り込んだ。


 ――ドッ!!


空を裂いた杉下の顎下へ 桜の強烈な蹴りが突き刺さる。凄まじい衝撃に、大柄な杉下の巨体が 木の葉のように宙を舞い 吹き飛ばされた。
目の前で繰り広げられる異次元の攻防に、は言葉を失う。

蘇枋「大丈夫?」

蘇枋の声に、小さく頷くことしかできない。吹き飛んだ杉下を見下ろし、桜は荒い息を吐きながらいつもの不敵な笑みを浮かべて言い放った。

桜「狂信者だかなんだか知らねぇが。そんな奴に、俺がやられるかよ。」

絶対的な実力差があると思われていた状況が、桜の一撃で鮮やかに覆された。教室中が凍りついたような静寂に包まれる中、桜遥という少年の存在が、新たな嵐となって風鈴高校に刻まれた瞬間だった。
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