• 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ

破天荒アラフォーいざ参る!【不死川実弥夢】

第5章 俺の守りたいもの…②




「……どうして禰豆子の血鬼術が毒に効くって知ってたんですか?」

炭治郎の問いに、斗和は困ったように笑った。

「それは……」

「……?」

「実弥に話すまでは、言えない」

その瞬間、炭治郎の鼻がぴくりと動いた。

「……斗和さん」

「ん?」

「もしかして、不死川さんのこと……好きなんですか?」

「……!」

斗和が固まる。

炭治郎は真っ直ぐ斗和を見つめた。

「匂いが、恋をしている人の匂いです」

「……」

図星。

「……まぁ、そうだけど」

斗和が観念したように呟く。

すると炭治郎は首を傾げた。

「でも……あんな人のどこがいいんですか!?」

「…………は?」

空気が止まった。

「だって不死川さん、すごく怖いし、すぐ怒るし、俺も最初は――」

「炭治郎」

斗和の声が低くなる。

「はい?」

「今、何つった?」

「え?」

「誰が怖いって?」

「不死川さんが……」

「誰がすぐ怒るって?」

「……不死川さんが」

「…………」

斗和のこめかみに青筋が浮かぶ。

「実弥のどこがいいかだァ?」

「え、あの……」

「全部だよォ!!」

突然の大声に、炭治郎が飛び上がる。

「不器用で口が悪くて、すぐ怒鳴るくせに、本当は誰より仲間のこと考えてんだよ! 自分が傷ついても他人を庇うような馬鹿なんだよォ!」

「斗和さん……?」

「それに!」

斗和は顔を真っ赤にする。

「あたしが寂しがってる時は何も言わず隣にいてくれるし……あたしが泣いた時だって……」

そこまで言って、ふと我に返る。

「……って、何言わせてんのさァ!!」

「す、すみません!」

「あと実弥は私のだからね!?」

「は、はい!」

宇髄が横で吹き出す。

「派手に惚気やがったなァ」

「うるさい!!」

斗和の怒声が夜空に響いた。
/ 151ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp