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破天荒アラフォーいざ参る!【不死川実弥夢】

第5章 俺の守りたいもの…②




「……あいつが帰って来たら、絶対ぇ離さねェ」

実弥が呟くと、背後からまた声が飛んできた。

「私なら、そんな寂しい思いなんてさせません!」

「……」

「鋼鐵塚さんなんかより、私のほうが――」

「いい加減にしろォ」

実弥が振り返る。

女性隊士はびくりと震えた。

「何度言わせりゃ分かるんだァ。俺はテメェに興味がねェ」

「……っ」

「好きでもねェ。付き合いたくもねェ。これから気持ちが変わることもねェ」

一言一言、突き放す。

「私……本当に不死川さんのことが好きなのに……!」

「知るかァ」

「そんな……!」

「テメェが俺を好きだろうが、何回告白しようが、俺の答えは変わらねェ」

女性隊士の目から涙が溢れる。

「じゃあ……どうしてあんな人なんですか!? あんな酒飲みで、偉そうで、年上で――」

「それ以上、斗和を悪く言うなァ」

実弥の声が低く響く。

「俺が選んだ女だ」

「……!」

「テメェと比べることすら失礼なくらい、俺にとっちゃ大事なんだよォ」

「でも私は――!」

「うるせェ」

実弥は冷たく言い切った。

「もう二度と告白してくんな」

女性隊士が息を呑む。

「俺の前で斗和を侮辱すんのもやめろ。次は本気で怒鳴るぞォ」

それだけ告げると、実弥は背を向けた。

「……俺が待ってんのは、一人だけだァ」

遠く、遊郭の方角へ視線を向ける。

「斗和が帰って来るまで、他の女なんざ見てる暇はねェよォ」
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