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破天荒アラフォーいざ参る!【不死川実弥夢】

第4章 俺の守りたいもの…




「お前は禿として奉公しな!」

「ええっ!?!?」

善逸が悲鳴を上げる横で、斗和は黙って成り行きを見守っていた。

――任務のためだ。
ここで騒げば正体がバレる。

「……あたしはどうなるんだ?」

「ちょっと待ちな」

やり手婆が斗和の顔を覗き込む。

「その化粧、落としてみな」

「え?」

有無を言わせず化粧を落とされ、斗和は鏡の前に座らされた。

やり手婆は斗和の顔をじっくり眺める。

そして――。

「ほら、あたしの見込んだとおりの別嬪じゃないか!!」

「……そうかい?」

「すぐに見世女郎として売り出せるくらいだよ!」

「…………」

斗和は内心で頭を抱えた。

(まずい。これ、完全に予定外だ……!)

しかし表情には出さない。

「ほら、じっとしてな!」

髪を結われ、簪を挿され、立派な着物まで着せられていく。

「ちょ、帯きつ……」

「我慢しな!」

「……はい」

鏡を見る。

そこに映っていたのは、先ほどまでの酔っ払い女とは別人のような姿。

「……誰だ、これ」

「上出来だね!」

その横では、禿姿の善逸が震えていた。

「斗和さん……」

「何だ」

「すっごく綺麗です……」

「お前、今それ言う?」

「だって本当に――」

「仕事しろ」

「はい……」

こうして斗和は、潜入のために素性を隠したまま、見世女郎として店に出されることになった。

(……実弥には絶対知られたくない)

斗和はそう心の中で呟いた。

だが――。

その頃、別の店に潜入した炭治郎たちもまた、想像以上の騒動に巻き込まれていた。
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