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破天荒アラフォーいざ参る!【不死川実弥夢】

第4章 俺の守りたいもの…




遊郭へ潜入するため、藤の花の家紋の家で化粧を施された斗和たちは、それぞれ別々の店へ売り込まれることになった。

「では、こちらの方から……」

仲介役の女が斗和を見た瞬間、目を輝かせた。

「この子、うちが買います!」

「……は?」

斗和が間の抜けた声を出す。

「ちょ、待て。私、客を取るために来たんじゃ――」

「いいからいいから!」

有無を言わせぬ勢いで腕を引かれ、そのまま一軒の店へ連れて行かれる。

斗和は店の看板を見上げ、固まった。

「……ここ、堕姫がいる店じゃん」

原作知識がある斗和には分かっていた。

ここは、上弦の陸・堕姫が潜んでいる店。

「原作と違う……!」

頭を抱えたくなる斗和だったが、さらに追い打ちが来る。

「この子も一緒にどうです?」

仲介役の女が善逸を指差した。

「えっ、お…あたい!?」

「この子はおまけでいいですよ」

「おまけ!?」

善逸の顔が絶望に染まる。

「ちょっと待ってください! お…あたい、無料なんですか!? 人権は!?」

「黙って働け」

斗和が即答する。

「斗和さんまで!?」

「善逸、潜入任務だ。諦めろ」

「諦められるかァァァ!!」

こうして――。

酔柱・鋼鐵塚斗和は、なぜか堕姫のいる店に気に入られて売られ。

我妻善逸は、ついでにタダで売られた。

「……実弥に知られたら、絶対怒るな」

斗和は遠い目をした。

その頃。

別の店へ向かった炭治郎と伊之助は、まだこの事実を知らなかった。
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