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破天荒アラフォーいざ参る!【不死川実弥夢】

第4章 俺の守りたいもの…




任務から数日後。

実弥は、自分でも分かるほど斗和を目で追うようになっていた。

最初は、ただ気になるだけだった。

男の隊士と話していれば、ちらりと見る。

笑い声が聞こえれば、そちらを見る。

――それだけだった。

だが。

「斗和さん、次の任務ご一緒してもいいですか?」

「いいよ。よろしくね」

若い隊士が嬉しそうに笑った瞬間。

「……チッ」

実弥の眉間に皺が寄った。

さらに別の日。

「斗和さん、これ重いので持ちます!」

「ありがとう」

隊士が斗和の荷物を持つ。

「……俺がいるだろォ」

実弥が低く呟いた。

そしてついには――。

斗和の周りに男の隊士が三人集まっているだけで、実弥の機嫌が露骨に悪くなる。

「不死川さん、最近ずっと機嫌悪くない?」

「酔柱様が男の隊士と話してる時だけ、特にヤバいぞ」

「……まさか」

「いや、まさかな……」

噂は瞬く間に広がった。

「不死川様と酔柱様って……もしかして?」

「この前、二人が一緒の任務から戻ってきた時――」

「見たのか?」

「見たっていうか……」

隊士が声を潜める。

「抱き寄せてた」

「マジか!?」

「しかも、その……」

「何だよ」

「……キスしてた」

「「「ええっ!?」」」

翌日には、隠たちまで知っていた。

そして本人たちはというと。

「……実弥」

「何だァ」

「なんか最近、みんな私たちを見る目がおかしくない?」

「……気のせいだろォ」

「そうかなぁ」

斗和が首を傾げる。

その背後で、隊士たちがひそひそ話している。

「ほら、やっぱり付き合ってるんじゃ……」

「不死川様、めちゃくちゃ嫉妬してたしな」

実弥の眉がピクリと動いた。

「……聞こえてんぞォ」

「す、すみません!」

隊士たちが一斉に逃げる。

斗和はその様子を見ながら、頬を赤くした。

「……噂になっちゃったね」

「……あァ」

実弥も耳が赤い。

だが、その表情には以前ほどの焦りはなかった。

むしろ――。

斗和の隣に立つことを、もう隠すつもりはないようだった。
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