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破天荒アラフォーいざ参る!【不死川実弥夢】

第4章 俺の守りたいもの…



斗和が再び眠った――ように見えた。

「……すぅ……」

実弥はしばらく斗和を見つめたあと、ようやく息を吐いた。

「……クソッ」

頭を抱える。

――俺ァ、お前が好きだ。

さっき口にした言葉が、頭の中をぐるぐる回る。

「何で言っちまったんだァ……」

頬が熱い。

鬼と斬り合ってる方が、まだマシだ。

「……本人、聞いてねェよな」

実弥が確認するように斗和を見る。

斗和は目を閉じたまま、規則正しい寝息を立てている。

「……よかった」

実弥は胸を撫で下ろす。

その瞬間。

斗和の口元が、ほんの僅かに緩んだ。

もちろん、実弥は気づかない。

「……好きになっちまったんだから、仕方ねェだろォ」

小さな声で呟く。

「……今は、これでいい」

そして斗和の髪をそっと撫でた。

「ゆっくり休め」

実弥が離れた瞬間。

斗和は薄く目を開けた。

「…………」

完全な狸寝入りだった。

心臓が、うるさい。

(……今、好きって……言ったよね?)

顔が熱くなる。

けれど、起きるわけにはいかない。

そこへ鎹鴉が飛んできた。

「カァ! 斗和! 全部聞いて――」

斗和は慌てて人差し指を口元へ。

「……しーっ」

「カァ?」

「内緒」

鴉が面白そうに首を傾げる。

その向こうでは、実弥が何も知らずに腕を組んでいた。

斗和は布団の中で口元を押さえる。

(……馬鹿)

心臓が、また大きく跳ねた。

(そんなこと言われたら……寝たふり続けるしかないじゃん)
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