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破天荒アラフォーいざ参る!【不死川実弥夢】

第7章 想い…



追加稽古が始まった。

「行くぞォ!!」

 実弥が木刀を振り下ろす。

「ひぃっ!」

 隊士が転がって避ける。

 反対側からは斗和が迫る。

「ほらほら、逃げないの!」

「無理ですってぇ!!」

 その光景を見ていた炭治郎が、感心したように呟いた。

「やっぱりお二人は息がぴったりですね!」

「「…………」」

 隊士たちが一斉に炭治郎を見る。

「竈門ォ……」

「はい!」

「お前、もう少し空気読めねェのかァ?」

「すみません! でも本当にそう思ったので!」

 炭治郎は真顔だった。

「それに、お二人からは夫婦喧嘩をしながらも相手を大切に思っている匂いがします!」

「「「言うなァァァ!!」」」

 隊士たちが悲鳴を上げる。

 実弥のこめかみに青筋が浮いた。

「……斗和」

「なに?」

「お前、こいつの相手しろォ」

「え、あたし?」

 斗和が炭治郎を見る。

「炭治郎、実弥怒ってるよ?」

「はい! でも、仲直りしたんですよね?」

「……したけど」

「じゃあ良かったです!」

「お前は本当に……」

 実弥が頭を抱える。

 そこへ炭治郎がさらに続けた。

「そういえば、お二人が並んでいると夫婦というより――」

「言うな!」

「言っちゃ駄目だ!」

「頼むから黙ってくれ!」

 隊士たちが一斉に止めに入る。

「?」

 炭治郎だけが首を傾げる。

「皆さん、どうしてそんなに慌ててるんですか?」

「お前のせいだァァァ!!」

 実弥の怒号が屋敷中に響き渡った。

 そして隊士たちは悟った。

 ――鬼より怖いものがある。

 天然で地雷を踏み抜き続ける竈門炭治郎だ。
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