第2章 熱が下がらない…《悟side》
「伊地知、今日の任務どんな感じ?」
誰かに振れるなら振りたい…
あぁ、ダメっぽいなぁ……
「わかった、じゃー直行直帰するから現地集合で。時間は?…了解」ブチッ
身支度を整え、経口補水液を持って寝室に戻る。
「 〇〇〇、水分補給して」
しばらくすると身じろぎ、目を開ける。
歯磨きしたいとジェスチャーで伝えてくる。
抱っこして洗面所に連れていく。
歯ブラシにペーストをつけて渡してやると磨き始めた。
パジャマがまた湿っていたからついでに体を拭いて着替えされる。
声にならない声で『ありがとう』
「なにか食べられそう?」
ゼリーがいいと伝えてきたからいくつか持って見せる。パウチタイプのゼリーをご所望。パウチの口を捻るけどなかなか開けられない。
「貸して…はい、どーぞ」
微笑んでやると病んでるのにかわいい笑顔を返してくれる。
早くよくなって…心配しすぎて俺が倒れちゃうよ…そう思いながら体をさする。
ちゅうちゅう小さく吸い込みながら時間をかけて半分くらい飲み込めた。薬を飲ませて寝室に運ぶ。いつもに増して軽く感じる。
ベッドに降ろすと腰をとんとんさせて
「体、痛い?」
コクコク首を振る
「ほぐしてあげるぅ」
じとっとした視線を向けてくるから
「病人にはイタズラしません‼︎」
笑ってほぐす。
すぐにリラックスして気持ちよさそうにしてる。
〇〇〇に触れられるのは嬉しい。さらに気持ち良さげにリラックスしてくれたらもっと嬉しい。
「夜、任務があるから行かなくちゃいけないんだ、ごめんね。眠ってる間にちゃちゃっと終わらせてすぐに帰ってくるから」
「ん〜」
かすれた声で返事が返ってくる。
しばらくすると寝息を立て始めた。
布団をかけ首元に新しい保冷剤を置いて寝室を出る。
まだ、時間あるし洗濯機回しとこ、着替え足りなくなるのやだし。
ここ数年、休みは〇〇〇と過ごしていたからひとりだった時、なにしてたっけ?と思いを巡らす…
あっ、そもそも休みほぼ無かったわ。
ちょっとDVD見て、ちょっとそこらにいるヤツからかって、ちょっと寝て……
渇いた生活してたんだなぁ……
〇〇〇と出会ってなかったら俺の人生呪術一色だったってこと?……怖っ