第2章 熱が下がらない…《悟side》
小さく掬って口に運ぶ。
昼間より時間がかかったが食べ切った。
はぁーと大きく息を吐いてふるっと震えた。
「寒い?」
コクンの首を動かす。
また熱上がるの?
布団をかけ直して背中から抱き込んで温めてやる。背中から伝わってくる体温がめちゃくちゃ熱い。
反転術式のアウトプットができたらすぐに楽にしてやれるのに……。
しばらくして熱を測ると40.2°
「40°超えてる‼︎」
体が戦ってるって言ったって上がりすぎじゃない?
保冷剤にタオルを巻いて首元を冷やす。
これだけ熱が上がったら寒さはないだろう。
浅い呼吸を繰り返し苦しそうだけど落ち着いて眠ってる。
今のうちになにか食べておこう。
冷蔵庫から適当に出して口に詰め込んでいく。
明日の夜にはまた任務が入ってる。
それまでに熱は下がらないだろうなぁ…
寝室を覗いて変わりがないことを確認してさっとシャワーを浴びる。
ストローを刺した経口補水液と自分の水を持って寝室に向かう。
〇〇〇がパチリと目を開けてぼーっとしていた
「目、覚めた?熱すごい上がっちゃってるからコレ飲んで」
差し出すが身動きしない。目線も動かない。
「 〇〇〇?」
反応なし
額を頬を撫でて呼んでみる
「 〇〇〇?」
ゆったり瞬きをしてようやく目線が合う。
ニヘラと力なく微笑むがまた瞬きをしてぼーっと宙を見つめる。
なに?
一旦抱き起こして寒くないように布団をかけストローを口に運ぶ。
「吸って…」
ゆっくり唇が開き咥えてちゅーと吸い込む。
飲み込むのが辛いらしく肩をグッとあげて痛みに耐える。たった一口でそんなに辛いの?
「もうちょっと頑張って」
ふん〜と鼻で呼吸してもう一口吸い込む
「ゴキュッ……ぃ…ぁぁ……はぁぁ」
「痛いよねぇ、頑張ってる、偉い、偉い」
ふっと薄く微笑んでずるずる布団の中に潜り込んでいく。
深く眠ってしまう前にもう一度体温を測る。
「39.8°……、全然高い」
首元の保冷剤を取り替えて自分もベッドに入る。
短い呼吸を繰り返しながら眉間に皺が寄る。
目を閉じて〇〇〇の荒い呼吸に耳を傾けているうちに眠りに落ちた。
翌朝
相変わらず浅い呼吸が続く。
体はまだ全然熱い。
体温を測ると
「38.2°…」
少し落ち着いたけど、また上がってくるだろう。