好きだと気づくには、遅すぎた 【ヒロアカ 轟vs爆豪】
第2章 深夜の目撃者
峰田の欲望は、ただ覗き見るだけでは留まらなかった。
あれから2人の後をこっそりつけるようになり、度々轟に奉仕するの姿を見つめて目に焼き付けていた。
だがある夜、遠くから見つめるだけで満足できなくなった彼は、出来心から物影からそっとスマホを差し向け、暗闇の中で繰り広げられる2人の淫らな行為をバッチリと動画に収めた。
それ以来、峰田はその極秘動画を自室や物影で再生しては、最高のオカズとして夜な夜な自身の欲望を処理する日々を送っていた。
——そしてある日の放課後。
誰もいない静かな教室で峰田はニヤニヤと歪んだ笑みを浮かべながら、机の下に隠したスマホの画面に見入っていた。
画面の中では、無防備な顔をしたが一生懸命に頭を振り、轟の太い肉棒を懸念に喉奥まで咥え込んでいる。
「ふへへ……本当いい動きしてんなぁ、ちゃん……俺の息子もしゃぶってくんねーかな……っ」
恍惚感に浸りながら画面を食い入るように見つめていた、その時——
スッと頭上から影が落ちたかと思うと、一瞬の隙をついて手元からスマホが引っこ抜かれた。
「ひゃいッ!?」
間抜けな悲鳴を上げて跳び上がり、慌てて振り返った峰田の視線の先にいたのは、眉間に恐ろしいほどのシワを寄せた爆豪勝己だった。
「爆豪……ッ!?」
爆豪は取り上げたスマホの画面を唖然と凝視していた。
画面からはジュプ、ジュル……という男性器を咥える淫らな水音と、轟の低く甘い喘ぎ声が微かに漏れ聞こえている。
画面に映るの献身的な姿と轟の蕩けた表情を確認した爆豪の顔が、見る見るうちに唖然としたものから怒りへと変貌していった。
「……おい。これは、なんだ」
地獄の底から響くような低い声。
爆豪の手の中で、今にも激しい爆破音が鳴り響きそうなほど手のひらがバチバチと火花を散らし始める。
スマホが木端微塵に破壊されることを察知した峰田は、決死の覚悟で爆豪の手からスマホを奪い返した。