好きだと気づくには、遅すぎた 【ヒロアカ 轟vs爆豪】
第2章 深夜の目撃者
物影に潜む峰田の目の前で、あまりにも淫らで過激な行為は山場を迎えていた。
「っあ……! だめだ、……出る……ッ!」
「んぐっ……ッ、じゅぷ、んんんっ……!」
腰を激しく跳ねさせた轟が低く甘い悲鳴を上げると同時に、大量の熱流が彼女の口内へと注ぎ込まれていく。
その勢いに喉を詰まらせそうになりながらも、彼女は一切溢れさせることなく、慣れたようにゴクゴクと喉を鳴らしてすべてを飲み干した。
(っ〜〜〜〜〜〜!? 精液飲み込んだぞアイツ!? 手慣れすぎだろ、いつからこんなことやってんだよ!!ずるすぎだろクソッ!!)
あまりにも献身的な奉仕っぷりに、峰田は物影で頭を抱えて激しく悔しがった。
そして、射精を終えて脈打つペニスを前に、二人がこのままさらに濃厚な行為へ及ぶのではないかと全身の血液を煮やし始める。
(ま、待てよ……このままここで本番(SEX)まで行くんじゃねぇだろうな!? 嘘だろ、羨ましすぎるだろこの野郎!! こうなったら一部始終全部目に焼き付けてやるからなーっ!!)
鼻息を荒くして固唾をのんで見守る峰田だったが、その期待は見事に裏切られることになる。
「……ふぅ。今日もありがとな、」
射精を終えて心底満足そうな顔を浮かべた轟は、ごく自然な動作で彼女の頭を優しく撫でるとズボンを整え立ち上がった。
(なッ……!? 終わり!? 射精したらそのままサクッと解散かよ!?)
焦った峰田は足音に気づいて慌てて物影のさらに奥へと身を潜める。
口元に残ったわずかな精液を拭い、全てを綺麗に飲み干したもまた、静かに立ち上がると轟と共に足音を殺してそれぞれの部屋へと戻っていった。
二人の気配が完全に消え静寂を取り戻したリビングで、物影からズルズルと這い出てきた峰田は一人、股間をカチカチに硬くさせたまま膝から崩れ落ちた。
(嘘だろ……! あんな過激なもん見せつけといて、俺をこの状態で置き去りかよ!? 生殺しもいいところだろクソがぁぁぁ——ッ!!)
夜中の静かな廊下に届かない心叫びを抱え、峰田は絶望と猛烈な嫉妬に震えたのだった——。