好きだと気づくには、遅すぎた 【ヒロアカ 轟vs爆豪】
第3章 奪ってから知った 【爆豪勝己】
「っぐ……あ……ッ! クソ、出るっ……ッ!」
「んぁ……っ♡あッ……はぁ……ッ♡♡」
絶頂の余韻に体を震わせる(名前)を抱きしめ、爆豪はしばらく温かく締め付けてくるナカの感触をじっくりと堪能した。
やがて名残惜しそうにゆっくりとペニスを引き抜くと、手慣れた手つきで装着していたコンドームを結び 処理していく。
初めて彼女を抱いたあの夜は、あまりの嫉妬と興奮でゴムの用意などあるはずもなく、生で挿入して直前で引き抜いて外に出していた。
だが翌日にはちゃっかりコンドームを用意しており、それ以来はずっとナカで果てるようになっていたのだ。
ゴム越しとはいえ、自分の一番奥で爆豪の熱い精液が何度も勢いよく注ぎ込まれる感触を身体は覚えてしまっていた。
それを与えられるたび、(名前)のナカはもっと奥まで彼の熱を欲しがるようにぎゅうぎゅうと締め付けてしまう。
以前、それを爆豪に意地悪く指摘された時の言葉が頭をよぎる。
『中出しして欲しかったら、いつでもしてやるから言えや』
『な……バ、バカっ! 言うわけないでしょ……ッ!』
あの時は真っ赤になって言い返すことしかできなかった。
けれど、爆豪の強引ながらも愛のこもったテクニックはもちろんのこと、何よりも彼と自分の身体の相性が良すぎて、すっかり彼を手放せなくなっている自分自身に(名前)は密かに驚き、恐ろしくすらなっていた。
(私……どうしちゃったんだろう……っ)
爆豪の胸に顔を埋め、荒い息を整えながら(名前)は切なく胸を締め付けられる。
最初はただただ好きで、彼の『処理係』として轟と秘密を共有できていることだけで幸せだった。
けれど彼は、どれだけ奉仕しても抱いてはくれないし、キスすらしてくれない。
一方で、強引に奪っていったのに、抱くたびに甘く溶けるような快楽と惜しみない愛情を身体中に注ぎ込んでくる爆豪。
(私……本当は今、誰のことが好きなんだろう……)
二人の男の熱量に挟まれ、(名前)の心は甘く重い困惑の中へと、深く沈んでいくのだった——。