第34章 僕の傍を離れるな【最終章】 ※
「ママぁ、絵本のつづき」
二歳の蓮が、読んでとにせがむ。本が大好きなところがに似ている。
睦はの隣に座ると、体をもたれ掛かり引っ付いた。
「まるで保育園の先生だな。
蓮、パパが読んであげるよ。」
蓮をの膝から抱き上げ、頭を撫でた。
僕によく似た顔の蓮を、は僕の小さい版だと言って喜んでいる。
蓮を抱き上げた瞬間には口もとをおさえて無言で悶えだした。
昔なら、『うっ…!』とか『くぅっ…!』とか言っていただろうが、
こども達の前では我慢しているらしい。
「れ…零は…今帰ったとこなのに、ゆっくりしてて?」
耐え抜いたようだな?
「僕の心配はいいから。
もうこのセリフ100回は言ったんじゃないか?くくっ。」
「あ…うん、ごめんね。」
「何でが謝るんだよ。子育てはほとんど任せきりにしてるのに。
桜をベッドで寝かせてあげて。も疲れただろ?そのまま寝て構わないから。
睦と蓮は僕が寝かせるよ。」
は、4歳・2歳・0歳の乳幼児三人の世話でかなりくたくたになっている。
「……ありがとう。そうさせてもらうね。」
「あぁ。そうして。
あと、明日は幼稚園休みだろ?
朝食は作っておくから朝はゆっくり寝ていいよ。」
「ふふっ。ありがと。」
は桜を連れて先に寝室へ行った。