第32章 取り調べ(2) ※
零はくすくすと笑い、いつのまにかかなりご機嫌になっていて、私の身体に出した白濁液をティッシュで拭き取ってくれている。
「……零、なんで急に機嫌がなおったの?」
「ん?」
「え…さっきまで、怒ってたよね?
途中で急に優しくなった気がしたんだけど……早くしたかった?」
「くくっ。何でだよ。」
零は、私の髪をよけて、赤井さんがつけた首のシルシを隠していた絆創膏をペリッと剥がした。
「ムカつく」
そう言い、私の首元に顔を近付けてシルシの上にジュッと強く吸い付き、ガリッとその場所を噛んだ。
「いっっっ!たぁ…っ!」
「。いい加減その無防備をどうにかしろ。」
「痛いよっ!もう!!さっき“痛くしない”って言ったのに!」
首の右側がヒリヒリして、指で撫でた。
右……?そういえば、零はシルシをつけるときは左側の首がおおいかも。
赤井さんが左利きだから?
キスも左に顔を傾けたような…?
左利きだとそういうのも逆の方がしやすいのかな。
「おい。何を思い出してる?」
「へ?!」
「まさかとは思うが、赤井とのキスを思い出してないだろうな?」
「まさか!!そんなこと…!ちょっと一瞬だけ、零が右側にシルシつけることあんまりないなって考えただけっ!」