第32章 取り調べ(2) ※
「ほぉー?赤井のやり方と比べたな?」
「ちがっ…!零のが!!好きで!最高だなって!!」
「くっ…はははははっ!何だそれ、機嫌取りが雑すぎだろ。」
たしかに雑すぎて自分でもくすくす笑ってしまった。
「、全然足りない。後ろ向いて。」
「えっ!?退院したばっかりなのに!?」
「寝てただけだからな。それにもずっとしてないならまだ欲しいだろ?ほら、早く。」
いとも簡単に後ろを向かせられてしまう。
「ちょっと…!なんか私の扱い雑になってない?!前は『僕はムードもなくを誘わない』とか言ってたよね!?」
「くくっ。も僕の扱いが雑になってるんだからお互い様だろ?」
*
その日、何度もしつこいほど激しく抱かれ、落ち着いたころにはやっぱり甘やかしモードに入っていた。
「、一緒にお風呂に入ろう。洗ってあげる。」
「……疲れたからあとで一人で入る」
「疲れてるなら尚更一緒に入ろう」
「やだ。触るからもっと疲れるもん」
「。何で終わったら冷たくなるんだよ。今さっきまで愛してるって言い合ってただろ。
まさか僕の身体だけが目的なのか?
愛の言葉は強要されて言っただけか?」
「えぇ!?違うからっ!そんなはずないでしょ!?
終わったから冷たいんじゃなくて、零が自由すぎて怒ってるんだよっ!」
「ちゃんとのこと気持ちよくさせただろ。」
「えっ、それはまぁ、そうだけど…。
って!論点ずらすのやめて!流されるから!」
「……」
「そんな甘えた声で頼んでもだめ!」
「二人きりのときにしかできないことを、今のうちにもっとしておきたいんだ。子どもができたら、しばらくはもう…」
「…………くっ! 入り…ます。」
「ふっ…はははははっ。ほんと情に弱いな?」
「はぁ!?ひどっ!」
「子どもがいても、寝かせたあと一緒に入るつもりだから。」
「ちょっ…!騙したの!?性格わるい!」
「性格悪い僕が『めちゃくちゃ好きに決まってる』ってさっき自分で言っただろ?」
「くっ…敗北感っ!もうやだっ!!零に勝ちたい!!!」
【取り調べ】