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ずっと前から (降谷零/R18)

第22章 幸せな日々


「それが、任務の成功に必要なら。
だが、“愛してる”は言わない。にしか言ったことはない。
そんな言葉を使わなくても任務を遂行できればいいだけだ。」

「うっ…、うれしい。」

そして同時に罪悪感がうまれた。
零を困らせるはずが、自分が困らされてる。

「なのには、愛してもいない他の男に簡単にそんな言葉を伝えて、ありえないだろ。適当にかわせよ!」

「零みたいに器用じゃないよ。
それに、零から距離置かれちゃったから、もう何かで埋めるしかないし。」

「くそっ。自分に腹が立つ!待っていてくれと言えばよかった。」

「ふふふっ。零、七年の間に私のこと思い出してくれた?」

「あぁ。しつこいほど何度もな。付き合ってもいなかったのに、夢に出るほどに執着してた。」


「私も、零が何度もちらついたよ。
最低だけど、これが零ならよかったのにって思うこともあった。
でも、前にも言ったけど……
あのときの零の選択は、零の仕事上でも私達の関係でも、どっちでみても最善の選択だったと思ってる。
もし、“待っていて”って言われてから七年も経っていたら、もしかすると零に愛想尽かしてたかも知れないからね?
だから、私達の付き合いは出会ってから七年後からしか始まれなかったんじゃないかな。」


「そうかも……知れないな。
は、僕に腹が立たないのか?
自分勝手に離れて、連絡もせずに七年も経って、偶然再開したら今度はもう離したくないと嫉妬まみれに執着されて、離れていた七年も欲しいと駄々を捏ねる。
それなのには、僕を責めずに受け入れてくれた……。
ん?なんだこれ。言葉にするとどこまで勝手なんだ。」


「ふふっ。ちょっと、それ自由人すぎでしょ。
でも、手放したあとにどれだけ大事だったのか気付くことってあるよね。
それをあとで責めても仕方ないよ。
それに、零は七年分も含めて大切にするって言ってくれたから。
過去はもう変えられないし、零とは未来を見て生きていきたいな。」


「僕は……七年分も含めてを大切にできてる?」

「うん、できてるよ。大切にされてるし、すごく幸せ。零にもこの幸せを感じてほしい。」


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