第19章 強盗(1)
映像を戻し強盗が侵入した時間から再生した。
目出し帽の3人が侵入し、すぐの発砲。これが表にいた人が話していた爆発音だな。
このタイミングではすぐに『強盗』と僕へメッセージを送ったのだろう。
どうか最後まで冷静でいてくれよ。
「安室さん!どう?さんは…!」
「コナンくん。助かるよ。裏口にも鍵がかかっていてね。中の様子がわからないから、今から防犯カメラの映像を見るところだよ。」
「ハ…、ハッキングしたの…?」
「君にそんな目で見られたくはないね。正義のためと真実のため。お互いの目的は違っても、同じ穴の狢だろう?」
「あはははは…何のことか、僕わかんないやぁ~…」
続きを再生すると、犯人が人質のスマホを回収し始めた。
位置情報が取れなくなったときだな。
そして全員の回収が終わったのか、今度は犯人が銀行員らしき男性と何か話している様子だ。
近くにが居る。
くそっ!もう少し離れろ!銃を持っているんだぞ!目立つから顔をあげるな俯いておけ!!!
──いや、これはもう過去の出来事だ。冷静になれ。
そして、その男性はの目の前で撃たれた。
だから離れろと…!!!
──いや、これも過去だ。落ち着け。
銃口の位置で考えると心臓だな…。これはほぼ即死だろう。
が立ち尽くし、少しすると撃たれた男性に駆け寄った。
脈をみるような動作のあと、再びの動きが止まった。
映像からも大量に出血しているのが分かる。絶望したのだろう。
誰かが近付き、に声をかけてどこかへ行こうとした。
映像のみで何を話したかはわからないが、口の動きから推察すると……、映像を拡大する。
は…?こいつ、