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ずっと前から (降谷零/R18)

第19章 強盗(1)


さて…、どうしたものかな。

銀行の表口はシャッターが下りていて、中の様子がわからない。
往来の人々はなぜ閉まっているのか分からず、困惑している様子。
「さっき中から爆発のような音が聞こえた!」と話す人もいた。

裏口から侵入するか。


── バァァァン!

「!!?」


「まただ!さっきの音だ!!」と、誰かが叫んだ。


爆発ではない。これは銃声だ。


くそっ!無事でいてくれ…!



裏口にまわり、中の人の気配を探ってドアノブに手をかける。

やはり内側から鍵がかけられているな…。

ピッキングで入ることもできるが、先程の銃声、中の様子がわからないまま侵入するのは無謀だ。


お金を奪って逃走するつもりか、
お金以外の目的であれば要求が叶うまで立てこもる可能性がある。



部下に電話をかけた。


「風見か。悪いが米花駅前の東都銀行内の防犯カメラをハッキングしてくれ。強盗のようだ。あぁ、今すぐに。映像が入手できたら連絡をくれ。頼んだ。」

要件だけ伝え、すぐに電話を切ると同時に、コナンくんからの電話がかかってきた。


「早いな、もう終わったのか?」

『うん。今そっちに向かってる。現在地は東都銀行あたりだから、さんが持ち歩いてるのは間違いないよ。』

「さすがだよ。」


頼むから目立つなよ、…!


続いて風見からメッセージでURLが届き、開くと防犯カメラの映像が映し出された。

そして着信。

『映像を入手し、降谷さんのスマホに送りました。映像を見た限りでは犯人は男が三人。男性が一人倒れています。現金目的かと思いますのでこの件は捜査一課に回しますか?』

「あぁ、頼んだ。君も負けてないな。さすがだよ。」

『え?はい…?あ、ありがとうございます?』

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