第19章 強盗(1)
「梓さん、すみませんが少し出てきます。」
梓「今日はお客さんもいないので、早めにあがっても大丈夫ですよ〜!」
コナン「どうしたの?さん、何かあった?」
まずいな。のことになると表情に出やすくなってしまっている。
安室「いや、銀行にいるから“強盗”とだけのメッセージが届いてね。少し様子を見てくるよ。」
梓「えぇ!?まさか!安室さん、早く行ってください!」
コナン「僕も行く!」
安室「助かるよ。」
出る前に再度スマホの位置情報を見ると、電源が落とされたのか最新の情報が更新されなかった。
まずいな。
本当に強盗だとしたら、逃走時に人質を連れて行く可能性がある。
選ぶのは大抵が大人しそうで華奢な女性。顔かスタイルが良いと選ばれる確率も上がる。犯人に強姦された後、殺されてその辺に捨てられることだってある。
最悪だ。の外見なら、条件は揃っている。
「コナンくん、前に阿笠博士に作ってもらった防犯バッチだけど位置情報は見られるのかい?」
GPSが付いていることは分かっている。
僕の方は改造して外してあるからだ。
「え?うん、博士に言えばこの追跡メガネと同期してもらえるよ。」
「悪いが、コナンくんは先に阿笠博士のところへ。僕は東都銀行へ行く。設定ができたら連絡をくれ。」
「…! わかった!」
同じ結末を想定してくれたようだ。
説明不要で助かるよ。
コナンくんはスケボーに乗り、急いで博士の家へ向かってくれた。
がパニックになっていなければ、機転を利かせて防犯バッチを身に着けてくれるはずだ。
通信もできるし、位置情報が見れるのではないかと疑っているようだったから。