第17章 愛しつづけるよ ※
見ろと言われたのを理解して零を見るものの、寸前で止められたせいで欲しくてたまらない。
冷静になるどころか余計に頭がおかしくなりそう。
「零っ!近くに、いて。抱きしめて、離さないで…寂しい………」
そう言って、涙を流しながら零に手を伸ばした。
「………くそっ。反則だろ、それは。」
零が、身体を近付けて力いっぱい抱きしめてくれる。
その瞬間、身体中が強い幸福感に満たされた。
「れい…幸せ……」
零の身体をぎゅっと抱きしめ返す。
私の身体にめぐるこの強い幸せは、零にしか生み出せない。代わりなんていない。
なんの不安も感じることなく、
ただひたすらに幸福感が溢れ出す。
「…っ」
零が切ない声で私を呼んだ。
どうか、零の中にもこの幸福物質が溢れ出していて、私と同じように幸せと安心感に満たされていますように…──
零を抱きしめたまま、耳元で小さく話す。
「零に抱きしめられていると幸せ…。
お願い…私を、もう二度と、離さないで……」
「全く…いつからそんなにズルいこと言うようになったんだ?
それを言われたら、もう離せなくなるだろ…。」