第17章 愛しつづけるよ ※
「それなら、キャメルに預けたままの服を見てと居たことに気付き、位置情報で確認してから電話をしたんだろう。常に君の位置を見ていられるほど暇ではないだろうからな。」
「なるほどー!
今このタイミングで、もし位置情報を解除したら……」
「くくくっ。それはやめた方がいい。疑いが晴れることがなくなるぞ?
俺もこれ以上、彼に恨まれたくはない。黒ならまだしも、潔白だからな。
まぁ、彼との結婚をとり止めたいなら……、今、解除するといい。」
「それはぜったい、嫌です。」
「そうか。残念だ。俺としては、ますます君を手放したくなくなったんだが。」
「もう。そんな軽口ばっかり言って、さっき、『君が幸せなら、それでいい』って言ってたばかりですよ。ふふっ。」
「ふっ。そうだったな。ほら、着いたぞ。」
「あ、はい。赤井さん、今日はありがとうございました。キャメルさんにも、怪我お大事にと伝えてください。」
「あぁ。またな。困ったときはいつでも頼るといい。君になら、どんなことでも力になろう。」
「ふふっ。ありがとうございます。じゃあ、また。」
そう言って赤井さんは車で去っていった。
さらっとしてて、まったく本気を感じられなかったから、“女がいたら口説くのが礼儀”みたいな感覚なのかも。
不思議な人だなぁ……
あんなに男の魅力が溢れ出してる人なのに、なぜか安心する。
もしも零と出会っていなければ、赤井さんを……
いや、何考えてるんだ!だめだめ。
だいぶ遅くなってしまったけど、明日が休みでよかった。
お風呂に入り、やっと緊張から解放された気分。
キャメルさん……銃で撃たれるなんて、何してたんだろー…
零の部下も怪我をして病院に付き添ったというし、公安といいFBIといい、命懸けの仕事だなぁ。
「零……会いたいよ…───」
私はいつから、こんなに寂しがりやになったんだろう……
いつのまにか、零がいないことに耐えられなくなってしまっている……
疲れ切っていたから、お風呂から上がったらすぐにベッドに入った。