第17章 愛しつづけるよ ※
── 夢主視点 ──
病院を出て、赤井さんに車で送ってもらっている途中、スマホが鳴った。零からの電話。
どうしたんだろ。
今日帰れないって連絡きてたけど、まさか何かあったのかな…?
そわそわしてしまい、赤井さんが「気にせず電話に出たらいい」と言ってくれて、電話に出た。
よく分からないけど、どこにいるのか、誰といるのか、なぜ赤井さんといるのかを訊かれただけの電話だった。
電話はそれだけで切れた。
「なんの尋問だったんだろ…」
「さっき病院で安室くんに会った。」
「え!?えぇ!?ど、どうして病院に?怪我をしてたんですか!?」
「いや。部下の付き添いと言っていたな。」
「あ……そうでしたか。誰かが怪我をしたというのはよくはないけど、透さんは無事なんですね…。」
「恐らく、君があの病院に居たと気付いたんだろう。」
「ほぉ…?どうやってそんなことが……」
「もし病院でキャメルに会っていれば、が処置に使った上着とハンカチを見て安室くんが気付いたか、それとも……」
「そ、それとも……?」
「前に、スマホのGPSで場所が知られると言ってなかったか?」
「いえ、GPSはあのお見合いのあと、負担なら解除していいと言ってくれて。なので…………あぁぁっ!!!忘れてた!」
「くくくっ。解除し忘れたか。」
「一旦は解除したんです……。でもその後に危ない人たちに私が狙われていた時期があって、そのときに位置情報を共有して、そのまま…ずっと……。」
「ふっ。場所を知られるのを嫌がるわりには忘れるんだな。」
「本当に…おっしゃる通りで……」