第17章 愛しつづけるよ ※
見ない方がいい。
見るべきじゃない。
だが……
スマホを出し、のスマホの位置情報を確認した。
現在地は、この病院のすぐそばを移動中。この速度は車だな。
移動履歴を調べると、仕事が終わったあと実家には行ったようだ。その後、実家から駅へ向かう途中で、徒歩の速度から車での移動速度に変わっている。
僕にメッセージを送ったすぐ後の時間だな。
そこで赤井と偶然遭遇したか、待ち合わせたかのどちらかだろう。
車で自宅方面へ向かったようだが、途中で道を外れて港に寄り、この病院へ移動……。
なるほどな。
何があったかは大体の想像はつくが、苛立ちが抑えきれない。
今、車内で赤井と二人きり…ということか!くそっ!
急いでに電話をかけた。
何度かコール音がなり、が電話に出る。
『はい。透さん、どうしたの?』
「……今……どこにいる」
分かっているのに、聞いてしまった。
『え?今は自宅に戻る途中だよ。どうかした?』
嘘はついていない。
「……誰と?」
『赤井さんだけど…』
正直だな……
いや、赤井に病院で僕にあったことを聞いたんだろう。もう気付いているなら、嘘をつく事に意味はない。
「なぜ、赤井と?」
『実家からの帰りに会ったの。送ってくれるって言うから、お言葉に甘えて……』
「……分かった。帰ってから聞く。」
そう言って電話を切り、部下の怪我の様子を見に戻った。