【ごちゃまぜ】SHORT STORY【ヒロアカ】【鬼滅の刃】
第12章 ヴィラン連合の休息日
そんな濃密な夜を過ごしても、休息日というものは突然やって来る。
翌朝。
リビングに集まった二人に向かって、は何でもないことのように言い放った。
「あ、今日から1週間くらい休息日にするから」
「……は?」
当然、二人の口から同時に飛び出したのは、素っ頓狂な声だった。
普段なら1日か2日程度。それを「気まぐれで1週間」などと言われた日には、溜まったものではない。
「1週間は長すぎんだろ」と爪を噛んで食ってかかる死柄木と、「休みに入るのは勝手だが、俺の部屋で寝てりゃいいだろ」と謎の理論で引き留めようとする荼毘。
「全面禁欲にする」という脅しがある手前、二人も強引に手を出してルールを破るわけにはいかない。
だからこそ、「せめて理由を聞かせろ」「休むなら俺の隣で休め」と、あの手この手で理屈をつけて迫ってくるのだ。
二人の追及から逃れるように、はすんでのところで二人を撒き、廊下へと飛び出した。
廊下の先にちょうどコンプレスの姿を見つける。
「ミスターお願い、隠して!」
「え?」
「早く! 時間ないの!」
「ちょ、ちょっと待っておくれよ!おじさん、びっくりしちゃうから!」
が背後を振り返る。
その向こうから、重く荒々しい足音が近づいてきた。
コンプレスは一瞬で察した。
「……ああ、なるほど」
「お願い」
「例の休息日かい?」
「うん。今回は『1週間』って言ったら全然引いてくれなくて」
「1週間かい? それはまた……あの二人には生殺しだねぇ」
コンプレスはやれやれと肩を竦めた。