【ごちゃまぜ】SHORT STORY【ヒロアカ】【鬼滅の刃】
第1章 先生、昨晩の件は抹消(キャンセル)で!【 相澤消太 】
***
「本日より1年A組の副担任を務めます、です。よろしくお願いします!」
翌朝。
雄英高校の職員室に、明るくハキハキとした声が響いた。
今日から始まる教師としての新生活。
緊張はしていたものの、なんとか無事に挨拶を終えた――その時だった。
ふと視界の端に入った人物に、思わず動きが止まる。
ボサボサの黒髪。
目の下の濃いクマ。
怠そうに缶コーヒーをすする、長身の男。
(……え?)
思わず二度見する。
三度見する。
間違いない。
昨夜、同じベッドにいた男だった。
(待って、無理。嘘でしょ!?なんでここにいるの!?)
(ていうか……イレイザー・ヘッド!?雄英のプロヒーローじゃん!!)
「相澤だ。よろしく」
低い声でボソッと言われ、背筋に冷や汗が吹き出す。
向こうの反応は完全に無。
ただの「初対面の同僚」に対する温度感だ。
(……やばい……)
頭の中が一瞬で真っ白になる。
昨日の夜、何も知らずに一夜を共にした男。
それがまさか、自分がこれから副担任として一緒に働く相手だったなんて―――
しかも。
1年A組の正担任と副担任。
よりによって、毎日のように顔を合わせる立場だ。
(……終わった)
(よりによって同じクラスとか……人生詰んだ……)