【ごちゃまぜ】SHORT STORY【ヒロアカ】【鬼滅の刃】
第3章 命短し恋せよ乙女!【 天喰環 】
「…………」
がぽかんとする。
数秒後。
「え、待って」
「…………」
「もしかして今、ドキッとしました?」
「…………」
「しました?」
「…………」
「しました!?」
環は答えなかった。
けれど。
真っ赤になった顔が、何よりの答えだった。
***
そして、また別の昼休み。
「天喰先輩ー!」
遠くから、聞き慣れた声が響く。
その声だけで、環には誰なのか分かった。
「……あ」
隣にいたミリオが、にやりと笑う。
「来たねぇ、環!」
「……やめて」
「今日も好き好きアタックかな?」
「やめて……」
すでに環は、顔を覆いたい気分だった。
やがてが、いつものように一直線に駆け寄ってくる。
「先輩!」
「こ、こんにちは……」
「今日もかっこいいですね!」
「うんうん!」
なぜかミリオが頷いている。
「顔がいいよね!」
「ミリオ、やめて……」
「天喰先輩は優しい!」
「その通り!」
「天喰先輩は強い!」
「その通り!」
「天喰先輩、好きです!!」
「知ってるよね!」
ミリオが元気よく返した。
「ふふっ!」
が吹き出す。
「なんで先輩じゃなくてミリオ先輩が答えるんですか!」
「だって毎日聞いてるからね!」
「確かに!」
楽しそうに笑う二人。
気付けば、環だけが置いていかれている。