【ごちゃまぜ】SHORT STORY【ヒロアカ】【鬼滅の刃】
第3章 命短し恋せよ乙女!【 天喰環 】
***
それから一週間。
の気持ちは、変わらなかった。
会えば必ず。
「天喰先輩、好きです!」
「……お、おはよう」
「好きです!」
「そ、そう……」
「今日も好きです!」
「……ありがとう?」
最初の頃こそ、環はそのたびにどうしていいか分からない様子だった。
けれど、毎日のように繰り返されれば、少しずつ慣れてくる。
「……今日も来たの?」
「はい!好きです!」
「……うん」
そんなやり取りも、いつの間にか当たり前になっていた。
***
そしてある日。
「天喰先輩、好きです!」
「……うん」
環は少しだけ口元を緩めた。
「知ってる」
「…………え?」
「毎日言われるから……知ってるよ」
その言葉に、の顔が一気に熱くなる。
「む、無理……」
「え……?」
「無理ぃぃぃ……!」
今まで自分ばかりが「好き」と言っていたはずなのに。
たった一言、受け止めてもらっただけで――どうしようもなく嬉しかった。
***
さらに数日後。
は、いつものように3年棟へやって来た。
「天喰先輩ー!」
遠くからでも分かる、元気な声。
環の肩がぴくっと跳ねる。
「ひっ」
「先輩、びっくりしすぎ!」
笑いながら駆け寄ってくる。
今日も明るい。
今日も可愛い。
そして――今日も距離が近い。