【ごちゃまぜ】SHORT STORY【ヒロアカ】【鬼滅の刃】
第3章 命短し恋せよ乙女!【 天喰環 】
***
翌日。
三年生の教室に、突然――
ガラッ!!
「天喰先輩ー!!」
元気いっぱいの声が響き渡った。
「…………?」
教室中の視線が、一斉に入口へ向く。
そこに立っていたのは、1年生の少女。
だった。
きょろきょろと教室を見回し――
「あっ!」
目的の人物を見つけた瞬間、ぱっと顔を輝かせる。
「天喰先輩!」
「………え?」
一直線に駆け寄ってくる。
その勢いに、周囲がざわついた。
「え、環、1年生に知り合いいたの!?」
近くにいたミリオまで目を丸くする。
「いや、知り合いっていうか……」
環が戸惑っている間にも、は目の前までやってきた。
「天喰先輩、こんにちは!」
「……こ、こんにちは」
ぺこっと頭を下げる。
環もつられるように頭を下げる。
そこで、環がふと何かを思い出したように口を開いた。
「あの……」
「はい!?」
勢いよく返事をされ、環の肩がわずかに跳ねる。
「昨日は……大丈夫だった?」
「………え?」
「プリント……いっぱい落としてたから」
「…………!」
の目が大きく見開かれる。
「覚えててくれたんですか!?」
「え、あ……うん、まあ……」
思わず声が大きくなったに、環は困ったように視線を逸らした。
それでも、ほんの少しだけ笑う。
その瞬間。
の心臓が、昨日と同じように大きく跳ねた。
――可愛い。
――かっこいい。
――優しい。
――無理。
――好き。
「…………」
じっと環を見つめる。
「………?」
不思議そうに首を傾げる環。