【ごちゃまぜ】SHORT STORY【ヒロアカ】【鬼滅の刃】
第3章 命短し恋せよ乙女!【 天喰環 】
「……じゃあ」
が何かを思いついたように、にやりと笑った。
「これでどうですか?」
「?」
次の瞬間。
ドンッ。
相澤の机に、缶コーヒーが三本並んだ。
全部ブラック。
しかも、相澤がいつも飲んでいる銘柄だった。
「…………」
「缶コーヒー三本分!」
いつの間に買ってきたのか。
相澤は三本の缶コーヒーを見つめる。
なるほど。
買収する気か。
合理的ではある。
しばらく無言で缶コーヒーを眺めたあと、相澤はへ視線を向けた。
「一本につき一分」
「はい!」
「三本で三分だ。いくぞ」
「お願いします!」
今から訓練でもするのか。
そんな気合いで、はメモ帳とボールペンを取り出した。
「―――天喰の個性は『再現』。自分が食べたものの『特徴』を、自分の身体に具現化することが出来る」
「ふむふむ……」
カリカリカリカリ。
「前日に食べたものであれば、複数の特徴を同時に組み合わせて再現することも可能だ」
「すごい……!」
のペンが止まらない。
「だが、体に再現できるのは、当日または前日までに消化した食べ物に限られる。何も食べていなかったり、食べたことがないものは再現出来ない」
「なるほど……!」
必死にメモを取りながら、相澤の説明を一言も聞き逃すまいとする。
三分間。
相澤は環の個性や性格について、必要最低限のことを教えた。
そして最後に、淡々と付け加える。
「技量は非常に高い。が――あいつは人が苦手で、極度のネガティブ思考だ」
「えっ!?」
その言葉を聞いて、が顔を上げた。