第1章 ある日の帰り道
その数日後。
街角で、薄汚れたローブを着た人がデフォルト1に近づいてきた。目が濁り、口元に奇妙な笑みを浮かべている。
「貴方のその胸、もったいないですね」
デフォルト1が避けようとした瞬間、その人の指がデフォルト1の胸元を指した。空気が歪み、熱い何かが皮膚に染み込んだ気がした。
「おまじないをかけて差しあげましょう。貴方の胸は、触られるほどに悦ぶようになります。そして、もっと欲しくなるでしょう」
ローブを着た人はそう言い残し、人混みに消えた。
デフォルト1は胸元を押さえ、何かがおかしいと感じた。だが、すぐに日常に戻ろうとした。