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愛しのサプフィール

第8章 夏至


「サ、サプフィール……」
ギュッとしがみつかれているような感触に少し動揺していると、サプフィールが少し笑いながらこちらを見た。
「嫌じゃないなら……嬉しいです」
そう微笑みながら、困ったように眉尻を下げる。
「……嫌なわけがありません」
サプフィールを妻として迎えてもう八ヶ月になる。それなのに、こんなふうに笑っている顔をちゃんと見たのは、これが初めてのような気がした。
そのことに不甲斐なさを覚えながら、スヴェトザールはサプフィールの手を両手で握ることしかできなかった。









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